reizist's blog

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「アルゴリズムが世界を支配する」を読んだ

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kindleで500円程度で買えるので読み物として読んだ。

アルゴリズムがカバーする領域は、日々拡大している。様々な業界において、人間がやっていた仕事をアルゴリズムが取って代わるようになった。」

アルゴリズムがどのような貢献をしているか、近世の動向を多くの例と共に示している。 「アルゴリズム」という言葉を既に知っている人間なら、「ふーん、そうか」というの感想で終始するのでは?というのが私の感想であった。

始めの例が「ウォール・ストリートにおける金融市場取引のためのアルゴリズムの発展、及び株式取引手段の変遷」なのだが、「フラッシュ・クラッシュ」という単語に興味があった関係上、最も面白い章だった。 暴論ではあるが、その後の章、例えば医療業界におけるアルゴリズムの利用など、「アルゴリズムが世界を支配する」という主張を支持するため無理矢理に作ったような薄い話だなと感じた。 実際にはもちろんアルゴリズムが貢献していることに間違いはないだろうが、自分には無関係の業界における小さな発展についてあまり興味が湧かなかったことに起因するのかもしれない。

筆者の主張どおり、今後のさらなるアルゴリズムの発展によって、間違いなく人間の生き方は変わるだろう。 この主張に「なんで?」「ほんとに?」と思う人がいれば、高いものでもないので読んでおくと少し考え方が変わりそうだ。